お父さんが夜中に何度もトイレへ?UroLift® 低侵襲前立腺リフト術

医学コラムUpdate: 2026 / 06

お父さんが夜中に何度もトイレへ?UroLift® 低侵襲前立腺リフト術

"The UroLift® System is a minimally invasive outpatient procedure used to treat Benign Prostatic Hyperplasia (BPH), or an enlarged prostate."

重要なお知らせ:夜間頻尿・頻尿は薬だけが選択肢ではありません

UroLift® は一部の良性前立腺肥大症(BPH)患者様に検討される低侵襲治療です。適応は前立腺の大きさ、閉塞部位、症状の程度、尿流検査、超音波所見によって異なります。昭安医師 Dr. Chao-An と昭安泌尿器科 Morning Urology Clinic にて個別評価を受けてください。

頻尿、夜間頻尿、尿勢低下、排尿困難には、薬以外の選択肢もあります。 UroLift® は前立腺肥大症(BPH)に対する低侵襲外来手術で、尿道を圧迫する前立腺組織を外側へ引き開いて固定し、尿の通りを改善することを目的とします。

夜間に4〜5回起きて、毎回少量しか出ない

外来でよくみられる組み合わせです:夜間に4〜5回起き、毎回少量しか出ず、日中も疲れが残る。超音波と尿流測定では、肥大した前立腺が尿道を圧迫している所見がみられます。ご家族が高齢のご本人に代わって最も多く尋ねられるのは、出血量と性機能への影響です。いずれも前立腺の体積、中葉の形態、全身状態をふまえて術前に個別にご説明すべき事項です。

良性前立腺肥大症とは?

良性前立腺肥大症(BPH)は中高年男性に多い疾患です。肥大した前立腺が前立腺部尿道を圧迫すると、頻尿、夜間頻尿、尿勢低下、排尿開始遅延、残尿感などの下部尿路症状が現れます。

薬が効きにくい理由:前立腺肥大は構造的な閉塞です

薬は周囲の筋肉を緩めることがありますが、構造的な圧迫そのものを取り除くわけではありません。
UroLift® は、1. 微小インプラントを留置 ➔ 2. 閉塞組織を引き開く ➔ 3. 尿道を開く という考え方です。


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組織を守り、尊厳を守る

UroLift® は切らない・削らない・熱で焼かない治療です。逆行性射精や性機能への影響に関する不安を軽減できる可能性があります。

適している可能性がある方

50歳以上、前立腺体積が約30〜80cc、薬の効果が不十分または副作用がある方、射精機能の温存を重視する方などが検討対象になります。

治療の特徴

短時間:約15〜30分。静脈麻酔による全身麻酔(IVGA)で行い、手術当日にご帰宅いただけます
組織を破壊しない:切除・削除・熱損傷なし
入院は不要:手術当日にご帰宅いただけます:尿道カテーテルは原則として一晩留置し、翌日に当院で抜去します
MRI対応:チタン製インプラントは多くの画像検査に対応

UroLift® と Rezūm™ の選び方

中葉肥大が膀胱側へ突出している場合は Rezūm™ が検討されることがあります。短い回復期間と射精機能の温存を重視する場合は UroLift® が候補になります。

昭安泌尿器科 - によるUroLift低侵襲前立腺リフト術の説明画像。

安全性に関する注意点

UroLift® は低侵襲治療ですが、以下の点を理解しておく必要があります。

  • 適応:医師により良性前立腺肥大症と診断され、明らかな排尿障害を伴う方。
  • 適さない場合:機器の承認情報に基づき、現在尿路感染症のある方、尿道の状態により器具を安全に挿入できない方(尿道狭窄など)、インプラントの金属(ニッケル・チタン)にアレルギーのある方、前立腺の体積が承認された範囲を超える方、括約筋の機能低下による尿失禁のある方、現在明らかな血尿のある方には行いません。また、中葉が膀胱内へ明らかに突出している場合は改善が限られるため、通常は選択しません。前立腺がんが疑われるまたは診断されている場合、神経因性膀胱や膀胱収縮力の低下が主な原因と考えられる場合、抗凝固薬・抗血小板薬を休薬できない場合は、先に評価や他の対応が必要です。適応の可否は術前に超音波と尿流測定で確認します。
  • 一時的な副作用:術後数日は軽い血尿、骨盤部の違和感、一時的な頻尿が出る場合があります。
  • 実際の適応と治療計画は、昭安泌尿器科での超音波・尿流検査の結果に基づき判断されます。
  • 麻酔について:当院では静脈麻酔による全身麻酔(IVGA)で行い、麻酔科専門医が術前評価と術中の監視を担当します。麻酔には一定のリスクがあるため、心肺機能、服用中のお薬(抗凝固薬・抗血小板薬を含む)、これまでの麻酔歴をふまえて事前に評価します。
  • 手術当日の流れ:日帰り手術です。入院は不要で、手術当日にご帰宅いただけます。尿道カテーテルは入れたままご帰宅いただき、翌日の再診時に抜去します。麻酔を受けた当日はご自身での運転を避け、ご家族の付き添いをお願いします。

受診前によく確認されること

UroLift® とは何ですか?

UroLift® は良性前立腺肥大症に対する低侵襲治療で、微小インプラントを用いて尿道を圧迫する前立腺組織を引き開く方法です。

前立腺を切除しますか?

いいえ。UroLift® は切除、削除、熱による消融を行わず、物理的に閉塞部を開きます。

すべての前立腺肥大症に適していますか?

いいえ。前立腺の大きさ、中葉肥大の有無、尿流、症状の程度、希望によって異なります。

夜間頻尿や頻尿は何科を受診すべきですか?

泌尿器科で尿流検査、超音波、残尿量、前立腺の評価を受けることをおすすめします。

この術式が適するかどうかは前立腺の大きさと形で決まります。中葉が膀胱に張り出しているタイプでは、ほかの術式に比べて改善が限られることが一般的です。まず超音波と尿流測定で構造を確認し、そのうえで低侵襲治療を検討します。

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